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2021年4月より執筆開始。社会人の日常・勉強・読書記録についてポツポツと

(読書)海外で結果を出す人は「異文化」を言い訳にしない

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海外で結果を出す人は「異文化」を言い訳にしない

著者:グロービス

出版社:英治出版株式会社

出版年:2021.3.22

 


〜メモ〜

海外で結果を出す人は、次のような人だ。「決して異文化を言い訳にしない」。海外ビジネスの真の難所は、異文化に囚われすぎて、問題の本質を見失ってしまうこと。つまり、「海外での仕事は、通常とは違う何か特別なものである。その特殊性は、異なる文化的背景から来ている」という思い込みによって、日本にいたら自然に受け入れられる問題や状況に惑わされてしまう。

 


海外で活動するビジネスパーソンは、どんな壁に直面するのか。グロービスでは、さまざまなケースや経験者のインタビューなどをもとに、この壁を次の4つにまとめている。

①経済やビジネスの「発展段階」の違いによる壁

②自身がカバーする「ビジネス領域」の違いによる壁

③「組織での役割」の違いによる壁

④持っている「文化」の違いによる壁

 


同じような手間がかかったとしても、日本人との場合と、現地の外国人との場合とでは、受け止め方が違ってしまうことはないだろうか。日本では、手を変え品を変え、根気強くやろうとするのに、現地では、少し試して結果が出ないと、すぐに海外での特殊事情のせいにして諦めてしまうケースは多い。本来ならば、母語が違う現地の社員に対してのほうが、より丁寧に時間をかける必要があるはずだ。

 


問題の「取り違え」は、なぜ起こるのだろうか?  それは、つまるところ、それぞれの壁をきちんと読み解くための知識やスキルが不足しているからだ。たとえば、経済発展の違いを読み解くには、発展段階ごとにビジネスがどう変遷していくのかといった知識や、その国の状況を見極める視点が必要になる。ビジネス領域の違いを読み解くには、さまざまなビジネスモデルを理解し、事業全体を捉える力が必要だろう。つまり、海外で特に求められる「ビジネススキル」を身に付けておかねばならない。

 


海外へ行くときに、その国の事情やマーケットを理解するのは、とても大切だ。相手を理解することなく、ビジネスを進めることはできない。しかし、実際に海外の現場に行くと、もっと別のことも求められる。もちろん、現地の基本情報はきちんと頭に入れておく必要はあるが、客先や協業先企業で語らねばならないこととは何か?  その大半は、中山の事例で見たように、圧倒的に自社のこと、自分自身のことなのだ。海外で必要とされているのは、自社の魅力をいかに具体的に、説得力あふれる言葉で語れるかだと分かる。しかし、私が数多くの現場で目にしてきた経験からいえば、自社の強みやその源泉をきちんと理解し、初対面の人にも分かりやすく説明できる人は驚くほど少ないのが実情だ。

 


真に重要な仕事に邁進できるようになるための、最低限身に付けておきたい3つのスキルを紹介する。1つ目のスキルは、クリティカル・シンキングだ。「クリティカル・シンキングとは、あらゆるビジネスパーソンに必要不可欠な、問題解決力、コミュニケーション力、仮説構築力、論理思考力などを総合したスキルである。個々人が持つ論理の前提の違いに目を向け、「客観的にどう〈考え・見て・話す〉ことがより妥当か」を意識するのが、クリティカル・シンキングだ。そのために、①イシューを押さえる(何を考えるべきかを、まず考える) ②イシューに答えるための枠組みを考える(どんな切り口で考えるのかを、考える) ③イシューと枠組みに従って、主張と根拠を明確にする  最後に、この ①~③の筋が通っているかを確認する(構造化できているかを確認する)のである。

クリティカル・シンキングの次に大事なスキルとして、「マクロ・トレンドを読む力」をあげたい。海外の最前線で勤務するビジネスパーソンには、担当するマーケットが今後どのような動きをするかについて、現地ならではの視点で「先読み」し、社内の関係者にきちんと共有することが期待されている。

3つ目に重要となるスキルが、事業全体を捉える力。そもそも、海外で事業を推進し、新規のビジネスを作るには、事業全体のバリューチェーンを理解し、どのように顧客価値を創り上げていくかを把握することが求められる。

 


「グローバルで活躍するリーダーについて、どう考えるか?」それは、「いかに個人としての関係が作れるかだ!会社対会社、組織対組織の関係なんて、たかが知れている。個人対個人の関係を、現地の人たちと作ることができる能力があるか。それが重要だ」。結局、「ビジネスは人脈( =ネットワーク)が作るものである」。異国の地では、現地スタッフから自分のために一肌脱いで頑張ろうと思ってもらうには、ビジネスライクな付き合い以上の関係を構築する必要があるのだ。自社の文化は、リーダーにしか創れないのだから。海外現地法人のトップとして赴任したら、自分は組織文化の管理人であること、組織の成長は自分の器で決まることを、ぜひ肝に銘じてほしい。

 


現地で顧客と対話することを通して、顧客さえも気づいていないようなニーズを探し当てる。自社の価値が、他社とどう違うのかを明確にして訴求する。部下と徹底的に向き合う。そうした場面で、複雑な物事を誤解なく、分かりやすく説明し、かつ、微妙なニュアンスを表現したり、時には感情に強く訴えかけて深い人間関係を築いたりする「英語」の能力が必須となっているのだ。

 


〜感想等々〜

改めて必要なことを聞いてハッとする。英語(言語)に苦手意識があるとどうしてもコミュニケーションを簡素に済ませようとしがちであるが、それでは伝わるものも伝わらない。

完全に見落としていた。